タカラジェンヌが改名するとき

宝塚いろいろ
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宝塚歌劇団の生徒の芸名は、ふつうは退団(卒業)するまでそのまま。でも中には途中で変える人もいます。
今までにどんな芸名の変更があったのかご紹介します。

舞空美瞳⇒舞空瞳

星組トップ娘役の舞空瞳さんは、入団したときは「舞空美瞳」(まいそらみみ)でした。

93期生で元雪組トップ娘役の舞羽美海さんに憧れての芸名だったとファンは想像しています。

大輝真琴(だいき⇒おおき)

星組91期生の大輝真琴さんは芸名の漢字は同じですが読み方が変わり、「だいきまこと」から「おおきまこと」になりました。

おそらく、OSK日本歌劇団の元トップスターに「大貴誠」(だいきまこと)さんがいて、読みが同じだからでしょう。

彩香涼(さいか⇒いろか)

109期生の彩香涼さんも読み方が変更になり、「さいかりょう」から「いろかりょう」になりました。

元雪組88期生に「彩夏涼」(さいかりょう)さんがいて、読み方がまったく同じだからでしょう。

鯉のぼる⇒一樹千尋

専科の一樹千尋さんは元は「鯉のぼる」(こいのぼる)という芸名でした。
鯉が滝をのぼって龍になるという壮大な中国の故事に由来しています。

浦まつほ⇒光あけみ

専科の光あけみさんは、元は百人一首の「来ぬ人をまつほの浦の夕なぎに焼くや藻塩の身もこがれつつ」を由来とする芸名でした。
男役から娘役に「性転換」する際に芸名を一新したようです。

志和杏子⇒諏訪アイ

雪組男役スターの諏訪さきさんのお母様は「諏訪アイ」さんですが、入団時の芸名はまったく違っていました。
卒業後は宝塚受験スクールを運営して、縣千さんなど多くのタカラジェンヌを輩出しています。

マイナーチェンジは多々

芸名の一部の漢字を変えたり、一文字減らしたりというマイナーチェンジは昔はよくありました。
理由が明らかになることは少ないですが、姓名判断なども参考にしているようです。

一路万輝⇒一路真輝

元雪組トップスターの一路真輝さんは、若手男役時代に芸名の漢字を変更しています。
現在も歌唱力の高い女優として、主にミュージカルで活躍中です。

寿ひづる⇒寿ひずる

元花組2番手男役で、花組トップスターが内定していたにも関わらず歌舞伎役者と結婚して寿退団した寿さんも芸名を変えています。
「加美乃素本舗」の初代キャンペーンガールです。

初嶺まよ⇒初嶺磨代

元宙組男役の初嶺まよさんは、途中で初嶺磨代へ芸名を変えています。
現在は宝塚受験スタジオ経営などでご活躍ですね。

美里景⇒みさとけい

芸名をぜんぶひらがなに変更したパターンもあります。
みさとけいさんは宝塚卒業後は歌劇団初の女性の演出助手になり、その後「日比野桃子」さんとして多くのタカラジェンヌを輩出したスクール「トップハット」の代表を務めていました。

京三紗子⇒京三紗

専科の京三紗さんは、花組若手娘役時代に現在の芸名に変更しました。
現在も劇団の最上級生女役として、芝居を締める存在です。

汝鳥玲⇒汝鳥伶

京三紗さんと同期で同じく専科の汝鳥伶さんも、月組若手時代に芸名を少し変えています。
現在も泣かせたり笑わせたりと、特に芝居で活躍しています。

鈴鹿照子⇒鈴鹿照

元専科の鈴鹿照さんも京三紗さんと同じパターンで「子」のない芸名に途中で変わりました。
コメディが得意で、男女問わず演じる演技巧者でした。

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