自分の名前をそのまま使う
自分の名前をそのまま宝塚での芸名に使うジェンヌさんはとても多いです。
たとえば次のジェンヌさんが、名前をそのまま芸名に使っています。
柚香光さん（花組トップスター・95期）は「光」も本名です。
宙組娘役の愛未サラさん（105期）も本名の「サラ」をそのまま使っています。
ふづき美世さん（元花組トップ娘役・81期生）は本名が「ふづき」さんです。
朝美絢さん（雪組2番手男役・95期生）も本名が「朝美」で、下の名前を芸名では名字にしています。
同様に、宙組娘役の山吹ひばりさん（105期）も本名の「山吹」を芸名の名字にしました。
きよら羽龍さん（月組娘役・104期生）はなんと「羽龍」が本名です。
あまり娘役さんぽくないインパクトのある芸名ですが、花組94期生に羽立光来さんがいるので、名字ではなく下の名前に使ったのだと思います。
現役生で名字かぶりはNGですからね！
元・花組92期生男役の真瀬はるかさん、天真みちるさんもそれぞれ本名が「はるか」「みちる」でした。
愛月ひかるさん（元星組2番手・93期生）は本名が「愛」さんです。
彩風咲奈さん（雪組トップスター・93期生）は本名が「咲」さんです。
1文字の名前を芸名に組み込んでいるんですね。
芸名は本名とは漢字を変える人もいる
芸名をつけるにあたって本名とは漢字を変えたり、ひらがなにしたりするジェンヌさんもいます。
専科男役の水美舞斗さん（95期生）は、本名も「みなみ」さんです。芸名では違う字をあてています。
元花組娘役の音くり寿さん（100期生）も、本名は「くりす」さんです。本名では全部漢字になっています。
星組男役の碧海さりおさん（101期生）の本名も「さりお」さんですが、漢字です。
星組男役の天飛華音さん（102期生）は、本名では違う漢字の「かのん」さんです。
元月組娘役の結愛かれんさん（101期生）は本名が別の字の「ゆい」さんで、下の名前を芸名の名字に使っています。
星組トップ娘役の舞空瞳さん（102期）は、本名が「ひとみ」さんでひらがなから漢字にしました。元雪組トップ娘役の舞羽美海さん（93期）に憧れて、似た芸名にしたとも言われています。
元月組と星組のトップ娘役・檀れいさん（78期生）。
檀さんは、本名は「まゆみ」さんです。
木の「まゆみ」（檀の木）から芸名を「檀」にしました。
名前の1部分を芸名に入れる
本名の字を1部分だけ芸名に使う人もたくさんいます。
たとえば「美智子」さんが「美」の字だけを芸名に使うといった具合です。
元宙組トップ娘役の潤花さん（102期生）は、本名が「花乃」さんです。「花」の字を芸名に使いました。
花組男役の侑輝大弥さん（102期生）は、本名に「侑」の字が入っています。
雪組男役の縣千さん（101期生）は、本名から「千」の字を使って芸名にしました。
雪組トップ娘役の夢白あやさん（103期）は、本名が「あやか」さん（漢字）です。
元星組男役の桃堂純さん（97期生）の本名は「桃子」さんで、「桃」の字を芸名に入れています。
雪組娘役の音彩唯さん（105期）も、本名に「唯」の字が入っています。
家族の名前から
自分ではなく、家族の名前にちなんで自分の芸名をつけるジェンヌさんもいます。
12年間トップ娘役を続けた伝説のトップ娘役・花總まりさん。（元雪組・宙組トップ娘役、77期生）
花總さんの「總」という難しい字は、お父様の名前に含まれるものだったそう。
元星組と雪組でトップ娘役を務めた白羽ゆりさん（84期生）は、姉妹の名前を合わせて芸名の元にしたそうです。
似たケースが大月さゆさん（元雪組娘役・89期生）。
大月さんも自分の名前（菜月）ときょうだい2人の名前を合わせて芸名にしたのだとか。
花組男役・聖乃あすかさん（100期）の「あすか」は弟さんの名前から。
家族愛ですね。
元ジェンヌの家族や親類の芸名から
2代目、3代目も多いタカラジェンヌ。
かつてタカラジェンヌだった母や親類の芸名をもとに、自分の芸名をつける人も多いようです。
瀧川末子さんや愛燿子さんのようにそのままの人はいませんが、1文字もらったりしているようです。
（愛燿子さんのお母さまは藍葉子さん）
宙組トップスターの芹香斗亜さん（93期生）のお母さまは白川亜樹さん。
芸名に「亜」の字を貰いました。
雪組男役・諏訪さきさん（99期生）のお母さまは、宝塚受験のスクールも経営している諏訪アイさん。
同じ名字なのでわかりやすいですね！
月組娘役の咲彩いちごさん（104期生）も2世ジェンヌです。お母さまは舞希彩さん。
芸名の由来を聞いたことはありませんが、おそらくお母様の芸名から「彩」をもらったのではないでしょうか。
